遺教
著者:西郷隆盛
いきょう - さいごう たかもり
文字数:1,396 底本発行年:1909
死生の説
孟子曰ク。
殀壽は命の短きと、命の長きと云ふことなり。
是が學者
(按)右は文久二年冬、沖永良部島牢居中、孟子の一節を講じて島人操坦勁に與へたるものにて、今尚ほ同家に藏す。
一家親睦の
翁、遠島中、常に村童を集め、讀書を教へ、或は問を設けて訓育する所あり。
一日問をかけて曰ふ、「汝等一家
此の説き樣は、只
書物の
明治二年、翁は青年五人を選び、京都の陽明學者
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遺教 - 情報
青空情報
底本:「西郷南洲遺訓」岩波文庫、岩波書店
1939(昭和14)年2月2日第1刷発行
1985(昭和60)年2月20日第26刷発行
底本の親本:「絶島の南洲」内外出版協會
1909(明治42)年10月20日発行
「南洲翁謫所逸話」川上孝吉
1909(明治42)年2月27日発行
※底本の末尾に添えられた「書後の辭」で、編者の山田済斎は、「遺教」を「孤島の南洲」と「南洲翁謫所逸話」をもとにしてまとめたとしています。この内、「孤島の南洲」は正しくは、「絶島の南洲」です。
※「絶島の南洲」は、近代デジタルライブラリー(http://kindai.ndl.go.jp/)で参照できます。
入力:田中哲郎
校正:川山隆
2008年4月8日作成
青空文庫作成ファイル:
このファイルは、インターネットの図書館、青空文庫で作られました。入力、校正、制作にあたったのは、ボランティアの皆さんです。
青空文庫:遺教