積木の町
著者:スチーブンスン
つみきのまち
文字数:277 底本発行年:1978
著者リスト:
底本:
日本児童文学大系 第二八巻
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序章-章なし
積木で何でも造られる。
お城や宮殿、寺、波止場。
外では雨が降つてても
お家で私は積木する。
敷布は海でソファは山、
私はそこに町たてよう。
お寺や水車や宮殿や、
そして波止場や舩までも。
柱や壁のでかいやつ、
屋根には塔もおつたてよう。
階段などもつけてやらう。
そこには私の舩が来る。
波止場につく舩、沖の舩、
きけば水夫の歌の声。
ほうら階段おりて来る、
おくりもの持つ王様が。
もう飽いちやつた、もう止さう。
がらんと町はこはれちやふ。
積木はごちやごちやしてしまふ。
もうあの町は何もない。
けれど、あの町まだ見える。
お寺や宮殿、舩、水夫。
私が大人になつたつて、
私はあの町、思出さう。
序章-章なし
━ おわり ━
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